TripletaiL Japanese Web Application Framework
TripletaiLは、プログラミング言語であるPerlで日本語のWebアプリケーションを構築するためのフレームワークです。
安全性、生産性、保守性という三つの要素を重視しており、少人数での開発に適する形で設計されています。
本フレームワークはオープンソースとして、meta::cpan上で公開されています
セキュリティに配慮した設計がなされており、これに関連する機能を備えています。
テンプレートへの文字列展開やフォームへの値の埋め込み時に、自動で <>
などの文字をエスケープします。
DBへのSQL実行におけるプレースホルダはもちろんのこと、CSRFを防止する機能や、セッションにおいて同一ドメイン上HTTP/HTTPS両方の領域で安全かつ領域をまたいでも安全に扱うことが可能なdoubleモードといった機能があります。
TripletaiLは日本製で、ドキュメントもすべて日本語で整備されています。
日本語の文字コード周りは意識しなくてもよいように配慮した設計がなされており、文字コードの自動判別や自動変換の機能を備えています。
HTML上のフォーム(Formタグ)への値の自動展開や、フォームからの入力データのチェック(バリデーション)なども容易に利用できます。
ほか、デバッグ支援機能を有効にすることで、エラー発生時のスタックトレースやローカル変数、エラー発生箇所のソースコードを表示する機能などが利用できます。
なお、TripletaiLではプラグインアーキテクチャの採用はせず、またHTMLなどのテンプレート内にはロジックを持たせない設計思想となっています。
処理の流れはほぼperlスクリプトコード側だけを見て追う形になります。言語体系の異なるPerlスクリプトとHTMLテンプレート部とを行き来しながら処理を読み解く必要はありません。
作成されたアプリケーションに対する保守性において、改修を加える際の手間などをなるべく削減するように配慮した設計となっています。
フレームワークのバージョンアップによって、作成されたアプリケーションへのコード修正が必要とならないように、TripletaiL自体の上位互換性に最大限の配慮をしています。
このため、長期間の運用を行うサイトやWebアプリケーションにおいても、安心してご利用いただけます。
TripletaiL は Perl Licensing の元で、自由に利用・改変・配布ができます。
インストール方法については、インストールを参照ください。